Femap v9.0.1 日本語版
リリースノート |
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本書には、『Femap Version 9.0.1日本語版』のリリースに関する情報が記載されています。本書に含まれる内容は他の文書に含まれる内容よりも新しいものです。リリース後の追加情報に関しては、http://www.cae-nst.co.jp/ およびhttp://www.femap.com/ をご参照ください。
内容:
Femap v9.0.1 更新情報
1 お知らせ
2 新機能と修正
3 インターフェイス
4 Femap API
5 判明している問題点
6 マニュアル補遺
Femap/Thermal, Flow 更新情報
1 TMGの共通事項の新機能
2 熱解析の追加機能
3 流体解析の追加機能(Femap/Flow)
4 輻射解析の追加機能
5 ソルバオプションとツールの追加機能
6 結果とポストプロセスの追加機能
Femap v9.0.1 更新情報
この章には、Femap v9.0.0 および Femap v9.0.1の更新情報が記載されています。
※特にFemap v9.0.1の更新情報には行末に “(v9.0.1)” と記載しました。
1 お知らせ
1.1 動作環境について
1) Windowsバージョンについて
v9.0からFemapはWindows 98/98SEとWindows NTに対応しなくなりました。
対応するWindowsバージョンは次のようになります。
- スタンドアローン版:
Windows Me/2000 Professional/XP ProfessinalまたはHome Edition
- ネットワーク版:
Windows Me/2000 Professional/XP ProfessinalまたはHome Edition/
Windows 2000 Server/Windows Server 2003
- デモ版:
Windows Me/2000 Professional/XP ProfessinalまたはHome Edition/
Windows 2000 Server/Windows Server 2003
2) Microsoft .NET Framework 1.1
Femap v9.0.1 日本語版で提供される[回転-始終点指定]ツールバー、[APIツール]ツールバー、および環境設定ツールを使用するには、お使いのPCに.NET Framework 1.1をインストールする必要があります。.NET Framework 1.1はWindows Updateか、Femap v9.0.1日本語版CD-ROMのタイトル画面からインストールすることができます。
CD-ROMからのインストール方法については『セットアップ
ガイド』(PDF)をご参照ください。
1.2 ネットワーク版 ライセンスサーバーのセットアップについて
ライセンス サーバー ソフトウェアのセットアップは、Femapソフトウェアのセットアップと別になりました。
詳しくは『セットアップ
ガイド』(PDF)』をご参照ください。
1.3 Femap製品の共存について
1) 異なるバージョンとの共存
v9.0.1はv8.3以前のバージョンと共存できます。v9.0.1をインストール後も旧バージョンのFemapを使用できます。
2) v9.0.x英語/日本語、およびNX Nastran for Femap 2.0の共存
v9.0.xベースのFemapは同一PC上(かつ同一ログオンユーザー)で共存できません。詳しくは「5.3 Femap v9.0.x 英語/日本語、およびNX Nastran for Femap 2.0の共存」をご参照ください。
1.4 レンダーモードについて
v9.0からグラフィック ウィンドウはレンダーモード(OpenGLモード)が標準となりました。今後、非レンダーモード(GDIモード)はメンテナンスされません。
非レンダーモードへの切り替えは[ビュー]-[オプション]コマンドのカテゴリ:[ツール、ビュースタイル]、[グラフィックス エンジン]ボタンで行います。
なお、日本語版では移行措置として従来どおり[ビュー]ツールバーの[表示スタイル]からも変更できるようにしています。
1.5 ジオメトリ エンジンについて
v9.0からParasolidジオメトリ エンジンが標準となり、従来の[ツール]-[ジオメトリ エンジン]コマンドは廃止されました。
ACISジオメトリ エンジンの搭載は廃止され、ACISジオメトリの作成/編集機能はなくなりました。スタンダード ジオメトリ エンジンは単体のポイント/カーブ(サーフェイス/ソリッドの部分ではない)の作成に使用されます。旧バージョンのスタンダード
ジオメトリのモデルを扱う必要がある場合は、[ファイル]-[初期設定]コマンドの[ジオメトリ]で[ジオメトリ エンジン]を「Standard」に切り替えます。
ACIS (.sat)ファイルの入出力:
ACISファイルはParasolidデータに変換されFemapに読み込まれます。逆にFemap内のジオメトリ データはACISデータに変換してファイルに書き出すことができます。
1.6 Femap Basic スクリプトの廃止について
Femap Basicスクリプトは廃止され、v9.0上では実行できません。Femap APIへの移行をお願いいたします。
1.7 Femapプログラム(.prg)について
Femapプログラムはv9.0で廃止され、メニューから削除されました。
移行措置として、Femap v9.0.1では、Femap APIのメソッドfeFileProgramRunを利用して、既存のFemapプログラムを実行することができます。
Femap v9.0.1 日本語版では、Femapプログラムを実行するためのFemap APIプログラムを用意しました。Femapをインストールすると[APIツール]ツールバーが自動で登録されます。このツールバーの[プログラムファイル起動]コマンドからFemapプログラムを実行できます。
なお、Femap v9.0で変更になったコマンドやダイアログに関連するFemapプログラムは動作しません。ご了承ください。
また、プログラムファイルの説明については、Femap APIリファレンスの第6章をご参照ください。(Femapインストールディレクトリ\PDF\api.pdf)
1.8 ツールバーの追加(日本語版のみ)
| Femap v9.0.1 日本語版では次のツールバーを追加しました。 |
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- [回転-始終点指定]ツールバー:
Femapメインメニューの[修正]-[回転-始終点指定]-[...]メニューコマンドの代替コマンドを実行できます。
Femap v9.0.1の同メニューコマンドは不具合のため動作しません。[回転-始終点指定]ツールバーをご使用ください。
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- [APIツール]ツールバー:
Femap APIを使用した便利なツールプログラムを実行できます。これらプログラムについての説明は、Femapインストール後、[APIツール]ツールバーの[APIツール]-[APIツールについて]-[ツール概要]をご参照ください。
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1.9 環境設定ツール (日本語版のみ)
Femap v9.0.1日本語版では、Femapを起動せずに最小限の初期設定を行うツールプログラムを用意しました。Femapが起動しない時やネットワークライセンスの設定に使用します。
Windowsタスクバー[スタート]-[すべてのプログラム]-[Femap v9.0.1J]-[環境設定ツール]から起動します。 |
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2 新機能と修正
2.1 新グラフィカル ユーザー インターフェイス
複雑巨大化する解析モデルとその結果処理に関し、操作性と視認性の改善を図るため、従来のFemapのルックアンドフィールが大幅に変更されました。
主な変更点は以下の通りです。
2.1.1 マルチモデル表示の実現
従来は1つのFemapで1つのモデルしか表示できませんでした。 本バージョンから複数のモデルを同時に表示し、相互に比較検討することができます。さらにモデルエンティティをコピー&ペーストで他のモデルファイルへ転送することができます。
モデルデータは、モデルごとに別ファイルに保存されます。保存のファイル形式は従来と同様にFemapモデル ファイル(.mod)、およびFemapニュートラル ファイル(.neu)です。

2.1.2 情報表示ウィンドウとツールバーの変更・追加
従来の[グラフィック]ウィンドウと[メッセージとリスト]ウィンドウおよびツールバーに加えて、モデル視認性・操作性を向上する、以下のウィンドウ(ドッキング ペイン)とツールバーが追加されました。
ウィンドウ:
- モデル情報]ウィンドウ
- [エンティティ エディタ]ウィンドウ
- [レポート](データテーブル)ウィンドウ
ツールバー:
- [選択]ツールバー
- [ビュー オリエント]ツールバー
- [書式設定]ツールバー
これらウィンドウ、ツールバーについて、以下に概要を記します。
[モデル情報]ウィンドウ
モデル情報ウィンドウは現在表示されているモデルの様々な情報をツリー表示で示します。モデル情報ウィンドウでの選択は他のウィンドウに表示される情報と連動し、モデルの理解やポスト処理の効率化を図れます。
モデル情報ウィンドウには、以下の情報が表示されます。
- 座標系
- ジオメトリ
- モデル情報
- 解析結果
- ビュー
- グループ
- レイヤ
- 選択リスト
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[エンティティ エディタ]ウィンドウ
[エンティティ エディタ]ウィンドウは[モデル情報]や[グラフィック]ウィンドウで選択されたエンティティの情報を表示し、編集を可能にします。[エンティティ エディタ]ウィンドウでパラメータを変更し、モデルに反映させることができます。
さらにエンティティのパラメータを選択すると下段に補足情報が表示されます。
エンティティエディタウィンドウに表示された内容は、クリップボード経由でワードプロセッサや表計算ソフトに転送することができます。

[レポート]ウィンドウ
[レポート]ウィンドウにはエンティティの詳細な情報を表示します。エンティティの属性だけでなく、解析結果やそのほかの情報も表示できます。表示される内容はユーザが自由に設定でき、内容を表計算ソフトやワードプロセッサへ貼り付けることができます。


クリップボード経由で表計算ソフトに貼り付け
ツールバー
ツールバーのスタイルがMicrosoft Office 2003ライクになり、柔軟な配置変更、フローティング、カスタマイズができるようになりました。

標準で表示されるツールバー

v9.0 で新設されるツールバー
2.2 グラフィカル ユーザー インターフェイスの修正
Femap v9.0.1で修正されたグラフィカル ユーザーインターフェイス項目について記します。
2.2.1 ツールバーとアイコン
[選択]ツールバー
- 全てのソリッドが選択されているとき、ソリッド選択がきちんと止まるように更新しました。(v9.0.1)
[モデル]ツールバー
- ビュースタイルアイコンのドロップダウンメニューに[エッジ塗潰し]コマンドを追加しました。(v9.0.1)
- ビュースタイルアイコンのドロップダウンメニューで、塗潰し、陰影、エッジ塗潰しに新たにアイコンを追加しました。(v9.0.1)
次のコマンドにアイコンを追加しました。
- [ファイル]-[すべて閉じる] (v9.0.1)
- [ビュー]-[高度なポスト]-[ダイナミック カッティングプレーン] (v9.0.1)
- [ビュー]-[高度なポスト]-[ダイナミック アイソサーフェイス] (v9.0.1)
- [ビュー]-[高度なポスト]-[ダイナミック ストリームライン] (v9.0.1)
2.2.2 ウィンドウ
[メッセージ] ウィンドウ
- エンティティ エディタをAdvanced Thermalに対応させました。(v9.0.1)
- エンティティ エディタ内の説明文を複数修正しました。(v9.0.1)
- エンティティ エディタに多数のレイヤを表示したときにFemapがクラッシュする原因になった問題を修正しました。(v9.0.1)
- エンティティ エディタの分類項目が拡張/収縮した最後の状態を記憶しておく機能を追加しました。(v9.0.1)
- 熱伝導荷重の周辺エレメントについて、エンティティ エディタ内の表示欄を廃止しました。(v9.0.1)
- オリエンテーション ベクトル選択が最後のベクトルを正しく表示しないというエンティティエディタの問題を修正しました。(v9.0.1)
[レポート](データテーブル)ウィンドウ
- ノード/エレメント熱荷重に関して、データテーブルのID欄を誤る原因になった問題を修正しました。(v9.0.1)
- データテーブルのID欄にノードとジオメトリの熱荷重が誤って -1 と表示された問題を修正しました。(v9.0.1)
- データテーブル内で、タイトルのないエンティティのラベルがFemap標準の“Untitled”ではなく空欄として表示された問題を修正しました。(v9.0.1)
- データテーブル内で、場合によって列が正しく一列に表示されないことがあった問題を修正しました。(v9.0.1)
- レポートウィンドウの[選択時の表示]アイコンについてツールチップを追加しました。(v9.0.1)
- データテーブルにエレメントの質量特性の項目を追加しました。(v9.0.1)
[モデル情報]ウィンドウ
- ツリーの分類にレイヤを追加しました。(v9.0.1)
- ツリー上のレイヤをマウス右クリックすることで、エンティティ コマンド メニューを表示できるようにしました。(v9.0.1)
メニュー項目: すべてのエンティティを表示、可視レイヤのみを表示、可視レイヤへ、不可視レイヤへ、新規、アクティブ化、管理、リスト、削除
- ツリー上でエンティティ項目をダブルクリックするとアクティブになるようにしました(v9.0.1)
- グループのエンティティメニューに[アクティブビューの表示]を追加しました。(v9.0.1)
- グループのエンティティメニューに[選択リストに追加]を追加しました。(v9.0.1)
エンティティ選択
- 標準[エンティティ選択]ダイアログの[ピック]メニューに[リストのコピー]を追加しました。(v9.0.1)
- [ピック]メニューの[コピー]および[リストのコピー]について、ボックス内のそのままの記述ではなく、選択の要約(実際に選択されているものだけ)を出力するように機能を拡張しました。(v9.0.1)
2.3 メニュー コマンド
2.3.1 ファイル メニュー
2.3.1.1 すべて閉じる
- 開いている複数のモデルをすべて閉じる[ファイル]-[すべて閉じる]コマンドを加えました。(v9.0.1)
2.3.1.2 印刷
- レンダーモードでの印刷コマンドで背景色の反転が可能になりました。背景色が黒の場合、白で出力できます。(v9.0.1)
2.3.1.3 初期設定
- 初期設定のサブダイアログに状況依存ヘルプを実装しました。(v9.0.1英語版のみ)
[メッセージとリスト]
- [ボーダーとサイズ]セクションを削除しました。(廃止された個別オプション名: タイトルバーの表示、最大テキスト、ステータス カラー、スクロールバック行数、ウィンドウ行数)
- [最大テキスト行数]の設定欄を追加しました。
- [メッセージ フォント]に使用するフォントを変更しました。
- [リスト出力フォント]の設定欄(ドロップダウン リスト)を加えました。これは主に[リスト]コマンドによる出力に適用されます。
- カラー設定欄にフォントを太字にするための[太字]チェックボックスを加えました。
[レンダー グラフィックス]
- [レンダー方法]セクションを削除しました。
- [レンダー オプション]セクションから次のオプションを削除しました。
アニメーションの回転、エレメント エッジを使った回転、高速カーブ ピッキング
- 非常に多数の「類似であるが、同一でない」エンティティを持つモデルについて、グラフィックスデータ構造のメモリー使用法を最適化する[サーチ深度]オプションを追加しました。(v9.0.1)
- 2D マッピングでのスムース テクスチャの使用をサポートしました。(v9.0.1)
[メニューとツールバー]
- [表示 (再起動時に有効)]セクションを削除しました。
- [メニューとダイアログボックス]セクションから、[前回コマンドメニューの自動ポップアップ]、[メニュー ヘルプ]を削除しました。
- ツールバーレイアウト(定義情報)の保存と読み込みのオプションを加えました。
- ドッキング ペイン(Femapウィンドウ)の[開閉時のアニメーション効果]オプションを加えました。
[データベース]
- [データベース オプション]セクションから[モデル スクラッチ ファイルの使用]オプションを削除しました。
- [メッシュ生成とプロパティ]セクションに[代替断面性能計算を使用]オプションを加えました。これはビームの断面特性の計算方法を切り替えるものです。
- [スクラッチ ディスク]セクションから[メッセージ ファイル]設定欄を削除しました。
[ジオメトリ]
- [ジオメトリ スケール ファクタの自動調整]オプションを加えました。
[ライブラリ]
- [ツールボックス]設定欄を削除しました。
- ライブラリのリストから[メニュー]の項目を削除しました。これはメニューカスタマイズの方法の変更に伴っての措置です。(v9.0.1)
2.3.2 ツール メニュー
- 単位変換の際に、超弾性材料の完全な変換がされないとき、警告メッセージを出すようにしました。(v9.0.1)
2.3.3 ジオメトリ メニュー
- [ジオメトリ]-[カーブ-サーフェイス上]-[2点スプリット]コマンドを追加しました。これは、指定された2点を結ぶパラメトリック ラインに沿ってサーフェイスを切断します。
- [ジオメトリ]-[ソリッド]-[フェイスの削除]コマンドを追加しました。これは、既存のソリッドから指定されたサーフェイスを取り除きます。
- ソリッド サーフェイスのエッジ上にスプラインを作成するとき、時々[ジオメトリ]-[カーブ-スプライン]-[複数カーブ]コマンドが失敗した問題を修正しました。
- 1つのソリッドを選択して高度なジオメトリ クリーンアップを行ったとき、Femapが余分なソリッドを作成した問題を修正しました。
- [ジオメトリ]-[カーブ-サーフェイス上]-[投影]および[ベクトル投影]コマンドは、複数の異なるソリッド上のサーフェイスをいくつでも選択して、カーブを投影できるようになりました。(v9.0.1)
2.3.4 モデル メニュー
2.3.4.1 プロパティ
- [修正]-[リナンバ]-[プロパティ]コマンドを使用したとき、コンタクト セグメントのプロパティIDが付け替えられない問題を修正しました。
2.3.4.2 アウトプット
- エレメント結果に関して誤差評価でコーナー値を使わなかった問題を修正しました。
2.3.5 メッシュ メニュー
- [メッシュ]-[メッシュ コントロール]-[ソリッド上のサイズ]コマンドに[小さなサーフェイスのマルチサーフェイス バウンダリ化]オプションを加えました。このオプションが選択されるとき、Femapは許容誤差範囲内の小さいサーフェイスを探して、メッシュ生成の前にそれらをマルチサーフェイスバウンダリとして定義し結合します。
- メッシュ生成に際して、サーフェイス上に既にメッシュが生成されているかどうかをチェックするようにしました。メッシュ生成のために選択したサーフェイスの中に既にメッシュを生成したものがあると、Femapは警告メッセージを表示するので、重ねてメッシュを生成するのか、メッシュを未生成のサーフェイスのみに生成するのかを選択できます。(v9.0.1)
2.3.6 修正 メニュー
- スプラインのリナンバリングによりジオメトリが壊れる問題を修正しました。
[修正]-[その他の更新]-[カーブのマージ可/不可]コマンドが新しく加わりました。ソリッドやサーエイス上の任意のエッジカーブについて、ジオメトリの編集やクリーンアップ時にカーブが削除されてしまわないように設定できます。
2.3.7 削除 メニュー
- スプラインのリナンバリングによりジオメトリが壊れる問題を修正しました。
2.3.8 ビュー メニューおよび グラフィックス
- モデルのレンダーモードのOn/Offを切り替えたとき、コンター ベクトルの向きと大きさが変わってしまう問題を修正しました。
- オフセットがローカル座標系の中で定義されたときの質量エレメントのオフセット表示に関する問題を修正しました。
- コンタクト セグメントを含むモデルのコンター表示を行うとき、Femapがクラッシュすることがある問題を修正しました。
- ビームダイアグラム表示において、[ビュー]-[オプション]コマンド内のビームダイアグラムの「コンターのみ」オプションが指定されているとき、ビームを描画しない問題を修正しました。(v9.0.1)
- 原点とモデルから離れるワークプレーンの問題を修正しました。それはダイナミックローテーションの間にクリップできます。(v9.0.1)
- 重なったノード間に定義されたバネを確認できるようにバネ要素のシンボルを追加しました。(v9.0.1)
- 座標系に関して高速ピッキングを行うときの問題を修正しました。(v9.0.1)
- ビューの表示向きをワークプレーンに合わせるときにクラッシュする問題を修正しました。(v9.0.1)
- エレメントがプロパティを持っていない場合に、プロパティまたはマテリアルによるエレメントの色つけで発生する問題を修正しました。(v9.0.1)
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3 インターフェイス
3.1 FEAインターフェイス
3.1.1 解析セットマネージャ
バージョンアップ
解析セットマネージャでサポートする解析プログラムのバージョンは次のとおりです:
| Femapインターフェイス |
最新サポート バージョン |
| NX Nastran |
NX Nastran 3.0 |
| ABAQUS |
ABAQUS 6.4 |
| ANSYS |
ANSYS 8.0(モデル出力)/9.0(ポスト処理) |
| MSC.Marc |
MSC.Marc 2005 |
| MSC.Nastran |
MSC.Nastran 2005 |
| NEiNastran |
NEiNastran 8.4 |
他の解析プログラム インターフェイスの対応バージョンについては『トランスレータ リファレンス』をご参照ください。
改良
- プレビューを高速化しました。
- 各解析セクションの開始文、終了文のコピーに関する問題を修正しました。
- [リスト]-[出力先]コマンドによるファイル出力で、[リスト]-[モデル]-[解析]コマンドの出力内容をファイルに書き出すようにしました。
- ニュートラルファイルに書かれた”グループ”から解析セット マネージャ データを削除しました。
3.1.2 NX Nastran
バージョンアップ
- NX Nastran v3.0をサポートしました。NX Nastran for Femap 2.0のNX Nastranソルバーバージョンは3.0です。
- 新しく追加された高度非線形モジュールSOL601をサポートしました。
- XDBファイルのインポートをサポートしました。これによってたとえば大規模問題から必要な結果だけを選択して読み込むことができるようになり、ポスト処理の作業効率が飛躍的に向上します。
- PARAM, LGSTRNの書き出しを止めました。ひずみの出力要求にこのオプションを使用する必要はなくなりました。
- ShellのためにTFLAGフィールド(Shell厚さの指定方法の切り替え)の読み込みをサポートしました。(v9.0.1)
- 汎用の高精度要素QUADR,TRIARの解析結果の読み込みをサポートしました。これらの要素は構造解析でも熱解析でも使用できます。(v9.0.1)
不具合修正
- GROUNDCHECKオプションがグレー表示される問題を修正しました。
- CBUSHエレメントの行継続フィールドの書き出しに関する問題を修正しました。
- OP2ファイルからの非線形過渡解析結果の読み込みに関する問題を修正しました。スライドライン エレメントが使用されていた場合、いくつかのケースでFemapは時間ステップについて間違った読み込みを行っていました。
- エレメント エッジに定義された輻射荷重の書き出しの問題を修正しました。Femapは間違ったオリエンテーション ノードを定義していました。
- [ツール]-[単位変換]コマンドでPBUSHプロパティの回転剛性を正しく変換できない問題を修正しました。
- PARAM, WTMASS値を含んだNastranデータをインポートする際、PBEAMLとPBARLの非構造質量を適切に変換せずに読み込んでいた問題を修正しました。
3.1.3 ABAQUSインターフェイス
バージョンアップ
不具合修正
- *ELEMENTでELSETカードが定義されていない場合にプロパティとエレメントが正しく構成されない問題点を解消しました。
- ABAQUS Explicitで*SURFACEカードが正しく出力されない問題を解消しました。(v9.0.1)
- 同一のFemap質量プロパティ上で、質量と慣性の両方を定義できるようにしました。(v9.0.1)
3.1.4 ANSYSインターフェイス
バージョンアップ
- モデル出力に関し8.0を、解析結果の読み込みについて9.0をサポートしました。(v9.0.1)
不具合修正
- 初期ひずみが0のときにANSYS LINK10エレメントの書き出しに失敗する問題を修正しました。この修正に伴って、圧縮のみギャップに関するオプションが加わりました。
- FemapからANSYSを直接起動するときに発生した問題を解消しました。(v9.0.1)
3.1.5 LS-DYNA3D インターフェイス
不具合修正
- *CONTACT_TIEBREAK_SURFACE_TO_SURFACEの書き出しの問題を修正しました。
- LS-DYNA3Dの中断の原因になっていた*DAMPING_GLOBALの書き出しの問題を修正しました。
3.1.6 MARCインターフェイス
バージョンアップ
- MSC.Marc 2005に対応しました。
- FOLLOW FORコマンドが増分を合計荷重として扱うように解析セットマネージャの機能を強化しました。
不具合修正
- DIST LOADコマンドの書き出しに関する複数の問題を修正しました。
- 角速度ボディ荷重の書き出しに関する問題を修正しました。以前はボディ荷重が2重定義されるのを避けるためにマスターケースの中で定義することだけが可能でした。このボディ荷重書き出しの問題の修正に伴って、サブケースの中でボディ荷重を定義することが可能になりました。
- 6面体と4面体が混在するモデルのMarc解析結果から4面体の結果を読み込むときの問題を修正しました。
- 複数の座標系を含むとき、MSC.Marc t16ファイルからのノード解析結果がFemapに間違ってインポートされる問題を修正しました。
- ビーム−ビーム接触の定義の書き出しに関する問題を修正しました。(v9.0.1)
- T16ファイルからコンタクトデータを読み込むときに発生していた問題を解消しました。この問題はコントロールポイントを使用し、同時にトリムカーブを定義していない場合に発生していました。(v9.0.1)
3.1.7 MSC.Nastranインターフェイス
バージョンアップ
不具合修正
- GROUNDCHECKオプションがグレー表示される問題を修正しました。
- CBUSHエレメントの行継続フィールドの書き出しに関する問題を修正しました。
- OP2ファイルからの非線形過渡解析結果の読み込みに関する問題を修正しました。スライドライン エレメントが使用されていた場合、いくつかのケースでFemapは時間ステップについて間違った読み込みを行っていました。
- エレメント エッジに定義された輻射荷重の書き出しの問題を修正しました。Femapは間違ったオリエンテーション ノードを定義していました。
- [ツール]-[単位変換]コマンドでPBUSHプロパティの回転剛性を正しく変換できない問題を修正しました。
- PARAM, WTMASS値を含んだNastranデータをインポートする際、PBEAMLとPBARLの非構造質量を適切に変換せずに読み込んでいた問題を修正しました。
- XYPRINTカードとPSDF出力要求のカードが正しく出力されない問題を解消しました。(v9.0.1)
3.2 CAD/ジオメトリ インターフェイス
Femap v9.0.1でサポートするCAD/ジオメトリのバージョンは次のとおりです。
| Femapインターフェイス |
最新サポート バージョン |
| ACIS |
ACIS 14.0 |
| Parasolid |
Parasolid 16.1 |
IGES
(拡張IGESインターフェイス) |
読み込み: IGES 4.0, 5.2, 5.3
書き出し: IGES 4.2, 5.2, 5.3 |
| SolidEdge |
SolidEdge16.0 |
| Unigraphics |
v11〜v18,NX |
| I-DEAS |
idi |
| STEP |
STEP AP203, AP214 |
| Pro/ENGINEER |
v17, 2000i, 2000i2
(暗号化/複合化ファイルをサポート)
WildFire 2.0
|
| CATIA v4 |
CATIA v4.1, 4.2x |
| VDA |
VDA-FS 1.0, 2.0 |
他のインターフェイスの対応バージョンについては『トランスレータ リファレンス』をご参照ください。
3.2.1 ACISインターフェイス
Femap v9.0以降、Femap内部のACISジオメトリエンジンは廃止になります。
インポート時にACISファイルは自動的にParasolidファイルへ変換されます。
エクスポート時にACISフォーマットを指定することでACISジオメトリの出力が可能です。
バージョンアップ
- ACIS13.0をサポートしました。
- ACIS14.0をサポートしました。(v9.0.1)
- ACISリナンバとニュートラルファイルの変換をサポートしました。(v9.0.1)
- Femapニュートラルファイルに含まれるACISデータの変換と読み込みをサポートしました。(v9.0.1)
3.2.2 Parasolidインターフェイス
バージョンアップ
- Parasolid 16.1をサポートしました。
- 色情報の読み込みをサポートしました。(v9.0.1)
3.2.3 IGESインターフェイス
不具合修正
- FemapからのIGESファイル書き出しの問題を修正しました。ファイル書き出しに失敗し、かつエラーメッセージを出していませんでした。
3.2.4 SolidEdgeインターフェイス
バージョンアップ
- Solid Edge 16.0をサポートしました。
- Solid Edgeのエンティティマップに対応しました。(v9.0.1)
3.2.5 Unigraphicsインターフェイス
バージョンアップ
3.2.6 Pro/ENGINEER
バージョンアップ
- WildeFire2.0をサポートしました。(v9.0.1)
- アセンブリファイル(.ASM)をサポートしました。(v9.0.1)
3.2.7 XMT
- 非連結ボディのXMTファイルの読み込みをサポートしました。(v9.0.1)
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4 Femap API
4.1 全般
- タイプ ライブラリ femap.dll(VB用)、femap.tlb(VBA用) を更新しました。これは継承されたインターフェイスのすべてを含んでいます。(v9.0.1)
- グループのコピーのためのAPI(Get->Put(newID))を使用するとき、モデルのグループが壊れてしまう不具合を修正しました。(v9.0.1)
4.2 APIの変更: アウトプット オブジェクト
- GetOutputListAtIDを追加しました。(v9.0.1)
- GetElemWithCornerで4辺形/3角形のコーナー出力を混在させたときに発生する問題を修正しました。(v9.0.1)
4.3 修正されたメソッド:
- feMeasureMeshMassProp - 印刷せずに呼び出されたとき、空白行が書き出さないようにしました。(v9.0.1)
4.4 変更されたメソッド:
feFilePictureSave
feFileNew
feFileOpen
feFileReadNeutral
feToolUnitConvert
feVectorUnit
feDeleteAll
4.5 削除(廃止)されたメソッド:
feToolCursorPosition
feAppEmbedGraphics
feAppEmbedMessages
feAppMenu
4.6 追加されたメソッド:
feFileClose
feToolUnitConvertFactors
feAppSetModel
feAppGetModel
feAppSetModelByName
feAppCountModels
feAppGetAllModels
feAppRegisterAddInPane
feAppManageToolbars
feAppManagePanes
feAppManageStatusBar
feAppManageGraphicsTabs
feGetToolbars
feGetToolbarCommands
feGetToolbarSubCommands
feAddUserCommand
feGetUserCommands
feDeleteUserCommand
feGetMenuCommands
feGetMenuCommand
feSetToolbarVisible
feSetToolbarCommandVisible
feSetToolbarCommandTitle
|
feResetToolbar
feAddToolbar
feDeleteToolbar
feAddToolbarCommand
feAddToolbarUserCommand
feSaveToolbarLayout
feLoadToolbarLayout
feGetToolbarCommand
feSetToolbarCommandBitmap
feAppGetActiveView
feAppSetActiveView
feAppGetAllViews
feAppEmbed
feCurveProjectOntoSurfaces (v9.0.1)
feRenumberOpt (v9.0.1)
feCoordArrayTransform2 (v9.0.1)
feLicenseExpiration (v9.0.1)
feRunCommand (v9.0.1)
feFileProgramRun (v9.0.1)
※ Femapプログラムファイル(.prg)を実行するために使用できます。 |
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5 判明している問題点
5.1 [修正]-[回転-始終点指定]メニューコマンドの不具合
症状
このメニューコマンドは、ノードとエレメントに関してFemap v9.0.1のソフトウェア上の不具合のため動作しません。
対処
日本語版では、[回転-始終点指定]ツールバーから同等機能を提供するFemap APIプログラムを実行できます。
5.2 グラフィックスカードの問題
症状
NVIDIA GeForceおよびQuadroシリーズの環境でFemapのグラフィック ウィンドウのリフレッシュが正常に行われず、画面に残像が表示されることがあります。古いバージョンのグラフィックス ドライバではこの問題が発生しない傾向にあります。
対処
Femap環境設定ツール (F90ENV.EXE) を使用して、Femapフォルダ内のFEMAP.INIに画面リフレッシュ処理の遅延を設定します。
BitBiltDelay値 (デフォルトは 20) を大きくすることで、Femapの画面リフレッシュの時間を延ばし、確実にリフレッシュを行うようにできます。
[手順]: 環境設定ツール(F90ENV.EXE)によるBitBiltDelayの設定
- [スタート]-[すべてのプログラム]-[Femap v9.0.1J]-[環境設定ツール](FEMAPENV.EXE)を起動します。
- [FEMAP.INI]タブをクリックします。
- [BitBiltDelay]チェックボックスをオンにし、”20”を入力します。
- [適用]をクリックします。
- [閉じる]をクリックして終了します。
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5.3
Femap v9.0.x英語/日本語、およびNX Nastran for Femap 2.0の共存
症状
v9.0.xはツールバーレイアウト情報をレジストリとシステムのTEMPフォルダに保存します。これらの保存先はFemap v9.0.x英語/日本語およびNX Nastran for Femap 2.0の3製品で共通であるため、同一PCの同一ユーザーが3製品のいずれか2つ以上を起動すると、ツールバー情報が上書きされ、不完全な状態になります。
対処
今回のリリースでは、この問題を回避することができません。Femap v9.0.xの起動は同一PCの同一ユーザーで1製品のみに限定してください。
Femap v9.0.1日本語版の環境設定ツールで、ツールバーレイアウト情報の初期化(削除)とツールバー情報の保存と復元する機能を提供しています。
ツールバーに問題が発生した場合は、環境設定ツールでレイアウト情報を初期化(削除)してください。
[方法]: ツールバーレイアウト情報の初期化(削除)
Femapのバージョンを選択(基本的には両方)し、[削除]をクリックします。

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6 マニュアル補遺
本章には、印刷されたマニュアルに収録できなかった情報を記載します。
6.1 『コマンド・リファレンス』
6.1.1 [ファイル]-[すべて閉じる]コマンド
このコマンドは、同じFemapセッションで開いているすべてのモデルを閉じます。同じFemapセッションで複数のモデルを開いているときにのみ利用できます。このコマンドの実行時、開いているモデルごとに保存を確認するメッセージが表示されます。
6.1.2 [ファイル]-[初期設定]-[レンダー グラフィックス]コマンドの[サーチ深度]
サーチ深度
使用メモリを最適化するために、Femapは厳密に一致するエンティティ(同じエレメント タイプ、プロパティ、マテリアル、レイヤ、カラー)を内部的にグループとして扱います。これらのようなエンティティは、Femapグラフィックス データ構造の「コレクター」に保存されます。新しいエンティティが作られるたびに、Femapは新しいエンティティを既存のコレクターの1つに入れることができるかどうかすべてのコレクターをサーチします。
サーチ深度値は、新しいエンティティのために新しいコレクターを生成する前に、Femapがいくつのコレクターをサーチすべきか設定します。サーチ深度値が 0 (デフォルト値)の場合、Femapは全ての既存のコレクターをサーチして、エンティティのエレメント タイプ、プロパティ、マテリアル、レイヤ、カラーが一致するものがなければ、新しいコレクターを生成します。0以外の任意の値を設定した場合、Femapは最後に生成したコレクターを「n」個だけさかのぼってサーチして、新しいコレクターを生成するか決定します。
一般に、モデルの全てのコレクターをサーチすることは問題となりません。しかし、モデルに多くの異なるエンティティ タイプ、プロパティ、マテリアル、レイヤ、カラーが含まれているならば、Femapが新しいエンティティの配置先を決定するために多くの既存のコレクターをサーチすることになり、グラフィックスの速度はかなり低下します。

サーチ深度の設定例: 多数のCELAS2要素(個別に特性データを持つバネ要素)を含むNASTRAN入力データがFemapにインポートされる場合を例に考えます。CELAS2要素はプロパティIDを使って「プロパティ」と関連付けされるデータ構造ではないため、Femapは各々のCELAS2要素のためにプロパティを定義することを強制されます。各々のバネ要素が異なる特性を持っていると、Femapは個別のコレクターに入れることになります。モデルに28000個のバネがあると、新しいエンティティが作られるたびに、Femapは28000のコレクターをサーチしなければならず、これはFemapグラフィックスデータ構造に対して非効率的です。サーチ深度値を小さく設定することで、サーチするコレクターをより少なくし、一致するコレクターが見つからないときにのみ新しいコレクターを作成するので、結果としてグラフィックス パフォーマンスを向上させることができます。
6.1.3 [修正]-[その他の更新]-[カーブのマージ可/不可]コマンド
このコマンドはカーブを「マージされない」カーブとして指定します。これにより指定されたカーブが、サーフェイスやソリッドの編集時にマージされたり、クリーンアップで削除されたりすることを回避できます。 クリーンアップ処理は、スティッチによるソリッド作成の過程や、ブーリアン演算、[ジオメトリ]-[ソリッド]-[クリーンアップ]コマンドによって実行されます。
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Femap/Thermal, Flow更新情報
Femap v9.0のリリースにともない、Femap/Thermal , Flowがバージョンアップします。
FemapのアドオンモジュールであるFemap/Thermal , Flowは、Femap v9.0の新機能とともに、使いやすさ、解析機能の充実を図ります。今回のバージョンアップで追加する新機能の項目を下表に示します。詳細については、それぞれの記述を参照してください。
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アプリケーション
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項目
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TMG共通
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モデル選択方法の拡張
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Thermal
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ペルチェ素子境界条件
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自動タイムステッピング
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Advanced Thermal
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自然対流解析機能の拡張
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最大・最小太陽熱輻射強度の指定
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輻射熱源の赤外線スペクトルの定義と平行熱源の定義
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軌道依存の関節のモデリング
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関節を用いた解析機能の拡張
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大規模熱輻射解析のためのマトリクス規模の縮小
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結果レポーター
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Flow
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時間依存のファン特性
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時間依存のベント特性
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蒸発と凝縮を考慮した解析
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複数の領域を流れる流体解析
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スクリーンへの接近速度に比例した圧力損失の指定
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定常流れ場の熱流体解析の自動設定
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換気空調設備(HVAC System)のための結果出力
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1 TMGの共通事項の新機能
1.1 モデル選択方法の拡張 (Femap/Thermal , Flow)
モデルの選択は、これまで利用できた方法(非形状要素、裏面要素、グループ)に追加して、要素およびジオメトリから行うことができます。
新しく追加する5つの選択方法を以下に示します。
- 要素 (Elements)
- カーブ上の線要素 (Line elements on curve)
- サーフェイス上の平面要素 (Plane elements on surface)
- サーフェイス上のソリッド要素のフェイス (Faces of volume elem. on surface)
- ジオメトリソリッド内のソリッド要素 (Volume elements in solid)
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2 熱解析の追加機能
2.1 自然対流解析機能の拡張(Advanced Thermal )
自然対流の熱伝達率を計算するコリレーションに、新たな形状に対するものが加わります。以下にそれぞれのコリレーションを示します。
2.2 ペルチェ素子境界条件(Peltier Cooler)
ペルチェ素子境界条件を定義することができます。
この境界条件は、ゼーベック係数、熱電対の形状係数、電気抵抗率と熱伝導率で定義されます。これに加えて、熱電対の段数、与えられる電圧、電流も必要になります。以下に示すダイアログボックスから境界条件を設定します。

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3 流体解析の追加機能 (Femap/Flow)
3.1 時間依存のファン特性
ファンの特性はこれまで、一定値もしくはファンカーブで定義していました。これに加えて、新しく時間に依存するファンの特性を定義することができます。
時間依存のファン特性に以下のものが選択できます。
- 速度(Velocity vs Time)
- 質量流量(Mass Flow vs Time)
- 体積流量(Volume Flow vs Time)
- 送出圧力(Pressure Rise vs Time)
3.2 時間依存のベント特性
ベントはこれまで、一定の温度もしくは圧力を排気側の境界条件として定義していました。これに加えて、新しく、時間依存性を持つ温度もしくは圧力を定義することができます。
3.3 蒸発と凝縮を考慮した解析
過渡解析で水分の蒸発と凝縮を考慮することができます。蒸発と凝縮は、雰囲気が空気の場合に適用され、物体の濡れ面で計算されます。濡れ面上での水分は、均一に薄く分布しているものと仮定します。
3.4 複数の領域を流れる流体解析
今回のバージョンから流体同士が混ざり合わないということを前提に、一つのモデルで複数の流体を定義することができます。例えば、下図のように、合流しない二つの管路の中を、異なる物性値を持つ流体が流れるというような場合に用いることができます。流体間の熱移動は、隔壁からの対流を介して、もしくは熱結合、熱伝導を介して行われます。
解析の設定は解析ケースに与えられるので、例えば、それぞれの流体に異なる乱流モデルの定義を行うことはできません。
3.5 スクリーンへの接近速度に比例した圧力損失の指定
スクリーンを用いた流体解析に、流体のフィルタへの接近速度に比例する圧力損失を定義できます。これまで圧力損失は、動圧(Dynamic Presssure)に比例する形で計算されていました。動圧比例の圧力損失も引き続き使用できます。

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4 輻射解析への追加機能
4.1 最大・最小太陽熱輻射強度の指定(Advanced Thermal)
軌道熱解析の太陽輻射強度の指定で使用できるオプションです。 赤道面に対する太陽の高度(角度)の設定[Sun Position]に、最大・最小熱輻射強度時の角度を選択できるようになります。この機能を用いることで、高温・低温最悪条件下での太陽熱輻射強度を簡単に設定できます。

4.2 輻射熱源の赤外線スペクトルの定義と平行熱源の定義
輻射熱源は、これまで太陽光のみの指定でしたが、これに加えて赤外線スペクトルを指定できます。また、これまでの散乱熱源に加えて平行熱源を指定できるようになります。

4.3 軌道依存の関節のモデリング(Advanced Thermal )
軌道熱解析の関節のモデリングで使用できるオプションです。これまで回転運動する関節の回転は、定速もしくは時間に依存する角変位の表で設定していました。これに加えて、関節の回転を、方位を割り当てたベクトルと軌道との関係で設定することができます。

4.4 関節を用いた解析機能の拡張(Advanced Thermal)
関節を用いた解析で、これまで制限されていた機能が使えるようになります。以下に示すTMGの機能を、関節を用いたモデルと組み合わせることができるようになり、解析の幅が大きく広がります。
4.5 大規模熱輻射解析のためのマトリクス規模の縮小(Advanced Thermal)
この機能を用いることで、輻射熱交換のためのマトリクス規模を縮小し解析にかかる時間を大幅に短縮できます。個々の要素のビューファクタの計算が終わった後、 15°以内の角度にある散乱面要素を同一平面とすることで、マトリクス規模を縮小します。
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5 ソルバオプションとツールの追加機能
5.1 自動タイムステッピング (Femap/Thermal)
過渡解析で自動タイムステッピングを設定することができます。このオプションを使用するために、過渡計算における時間積分の各ステップ間で、許容できる温度変動幅を設定する必要があります。時間刻み幅は、設定された温度変動幅を超えないように調整されます。
自動タイムステッピングを用いることで、解析の精度を向上し計算時間を短縮することができます。
5.2 定常流れ場の熱流体解析の自動設定 (Femap/Flow)
この機能を用いることで、流体の流れが定常状態に近い場合の熱流体解析にかかる時間を大幅に短縮することができます。この機能を用いるために、収束計算の各ステップ間で許容できる流体の温度変動幅を設定する必要があります。流れの変動幅が設定したものより小さい場合に、流体計算のうちエネルギー収支を除く他の収束計算を、一時的に省略します。
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6 結果とポストプロセスの追加機能
6.1 結果レポーター(Results Reporter)
結果レポーターは、モデル全体もしくは指定した要素間、グループ間の、結果のサマリ、ビューファクタ、熱収支計算の結果をまとめ、表形式(Microsoft Excel)で表示します。 また結果レポーターは、二つの計算結果の比較を行うことができ、例えば、設計変更時の熱モデルの評価をサポートします。この機能を用いることで、大規模な熱計算モデルのポスト処理を効果的に行うことができます。 |
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6.2 換気空調設備(HVAC System)のための結果出力
流体解析結果のポスト処理機能として、快適度指数:PMV(Predicted Mean Vote)、予測不満足率:PPD(Predicted Percent Dissatisfied)が出力可能となります。
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