

MAC-TUNEは、シンプルな操作で実験とFEM間のコリレーションを行い、精度の高いFEMモデルを構築するためのツールです。

ものづくりの現場においてFEMモデルによる製品のシミュレーションが日常的に行われている中、そのFEMモデルがどの程度正確に製品を表現しているのかが重要になってきます。一度高精度なFEMモデルを構築することができれば、何度も実験に頼ることなく、すばやく正確な設計評価が実現し、市場投入までの期間短縮と製品品質の向上を同時に図れます。そのために、実験によって製品特性を把握し、その特性を表現するようにFEMモデルを調整することが必要になってきます。
最小限の実験から効率よく製品特性を把握するための方法として、実験モード解析があります。実験モード解析は、加振実験によって求めた動的応答を処理し、モーダルパラメータというコンパクトな動特性指標に落とし込むための方法です。モーダルパラメータには、共振周波数、モード変形形状、および応答倍率を決定するモード減衰の3つがあります。これらのモーダルパラメータに合うように、FEMモデルの動的特性を決めることで、精度の高いFEMモデルを構築できます。
エヌ・エス・ティが提案するMAC-TUNEは、FEMモデルの調整(モデルコリレーション)を効率的に行うツールで、シンプルな操作でFEMモデルを修正し、実験モード解析結果に近づけることができます。
MAC-TUNEは、モーダルパラメータを使い、FEMモデルを調整して精度を向上させるためのツールです。実験モードとFEMのモード変形形状を用いてMAC値を計算し、変形の相似度合いを調べます。モデルコリレーションについての動画はこちら
次の3ステップの簡単操作でモデルコリレーションを行います。
| ステップ1 | MAC値表(モード毎の変形の相似度合いの評価指標)を生成し、実験-解析モードを指定 |
| ステップ2 | 変動させる要素特性や材料パラメータを指定 |
| ステップ3 | モデルコリレーションを実行 |
| ステップ1 MAC値表からモードペアを選択 |
| ステップ2 調整する要素特性や材料パラメータを指定 |
| ステップ3 コリレーション解析実行 |
MAC-TUNEは、NX Nastran設計感度 / 最適化機能(SOL200)を応用し、多くのパラメータを効率的に調整して、正確な解析モデルをすばやく得ることができます。
また、MAC-TUNEには実験結果と解析結果の整合性を評価する以下のような機能も搭載されています。
・CoMAC計算(Coordinated MAC)
・擬似直交性確認と擬似質量マトリクス計算
・モードマトリクス出力