F-MAG

磁界解析プログラム

F-MAG 製品概要

F-MAG は、入門レベルから高度な解析まで簡単にできる本格的な高機能磁場/磁界解析ソフトウェアです。

幅広い解析ニーズに対応

初心者から高度な解析が必要な方まで、磁場/磁界解析に必要な幅広い解析ニーズに対応しています。 CAD データの読み込みからモデルの作成、解析実行、ポスト処理まで、 マウス操作と最小限の入力作業で、高度な磁場/磁界解析が簡単にできます。

F-MAGの特徴

  • 有限要素法による静解析、過渡応答解析、周波数応答解析ができます。
  • 3次元および2次元および軸対称モデルに対応しています。
  • エッジエレメント法とICCG法の併用で画期的な高速化を実現しています。
  • 解析手順に沿ってタブが構成され、初めての方でも簡単に解析できます。
  • ステップごとの設定状態はすべて表示され、ブラックボックス化による不安はありません。
  • 操作手順の軽減化と共に、解析結果の精度もコントロールできます。
  • 汎用プリ・ポストプロセッサFemap上に磁界解析環境を構築していますので、Femap の持つ豊富なプリ・ポスト機能により、解析の作業効率がアップします。
  • Simcenter Femap with NastranあるいはFemap Thermal で、構造、熱伝導、 熱応力解析等の複雑な連成解析が簡単にできます。

F-MAG 製品詳細

各種CADデータの利用

各種CADデータを利用することができます。

物性定義

下記の物性を定義することができます。

比透磁率

  • ・等方性線形
  • ・等方性非線形(B-H/B-M)
  • ・等方性非線形(温度依存性)
  • ・異方性線形
  • ・異方性非線形

電気伝導率

  • ・等方性線形
  • ・等方性非線形(温度依存性)
  • ・異方性線形
  • ・異方性非線形(温度依存性)

渦電流計算用表皮層の自動作成

動磁場/動磁界では導体の表面に渦電流が発生します。渦電流は、導体の極めて薄い表皮層に発生しますので、渦電流量を正確に計算するためには、解析モデルの導体部分の表面に、この薄い表皮層を作成する必要があります。この表皮層の厚さを、計算ダイアログで簡単に計算することができます。
そして、この計算結果を基に必要な表皮層の厚さを設定し、簡単に作成することができます。

その他の機能概要

  • スライドインターフェイスにより互いに運動する物体を解析できます。
  • 平行移動、回転移動で、(反)周期境界条件を設定することができます。
  • 入力条件として、コイルに電流、電圧、電流密度、磁石に磁化を設定できます。
  • 外部回路を定義し、外部回路を含む解析を行うことができます。
  • 閉曲線を指定することにより、その中を通過する磁束を計算できます。
  • 電磁力をマックスウェルの応力、ロ-レンツ力、節点力法で計算します。
  • 回転モーターのトルク、リニアモーターの駆動力などを計算できます。
  • 2次側コイルに誘起される電圧を計算できます。
  • 磁気エネルギーを計算できます。
  • コイルの自己および相互インダクタンスを計算できます。
  • トランスの2次側コイルの電流値を計算できます。
  • リスタート機能により、1つの解析を数ステップごとに計算できます。
  • 複数のデータファイルを読み込んで連続的に計算を実行できます。
  • 解析結果として、磁束密度分布、渦電流密度分布、発熱密度分布、電磁力などが得られます。

F-MAG 動作環境

動作環境は次のとおりです。

OS ・Windows 8.1 (64bit)
・Windows 10 (64bit)
CPU Intel x86互換64bit CPU (Intel 64, AMD 64)
メモリ 推奨 8GB以上
ハードディスク 推奨 100GB以上の空き
グラフィックス OpenGL4.2対応
※推奨 AMD FirePro, AMD RadeonPro, NVIDIA Quadro(Quadro NVS除く)
その他 USBポート

※詳細はお問い合わせ下さい。

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