過去のバージョンについて

各バージョンアップの情報

Femapは使いやすさと性能の向上を目指し、バージョンアップし続けています。

Femap2020.1
ユーザーインターフェイスの強化、プリ処理機能の強化、ポスト処理機能の強化、Simcenter Nastranのサポート、他ソルバーへの対応
Femap2019.1
ユーザーインターフェイスの強化、ジオメトリ機能の強化、プリ処理機能の強化、Simcenter Nastranのサポート、他ソルバーへの対応
Femap v12
ユーザーインターフェイスの強化、ジオメトリ/プリ・ポスト処理機能の強化、ソルバサポートの大幅強化
Femap v11.4
ハイライトと同時に拡大表示、すべての交点でブレイク、チャートの改良、ベクトルマネージャ、平面マネージャ、関数/テーブルエディタ機能の追加
Femap v11.3
モデル機能、メッシング機能強化
Femap v11.2
ジオメトリ編集機能の強化、スマートスナップ機能の追加、フィレット一括除去機能の追加
Femap v11.1
スウィープによるソリッドジオメトリ作成機能の強化、モデリング機能強化、グラフィックス・アーキテクチャの改良、アッタチ機能やチャート機能などの機能拡張
Femap v11
大規模化する解析に対応するための結果データの処理改善、グラフィックス・アーキテクチャの改良、 外部スーパーエレメントのサポート、メッシュからのジオメトリ作成機能の追加、XYプロット(グラフ作成)機能の刷新
Femap v10.3
ジオメトリ自動調整機能の追加、Nastran空力弾性解析へのユーザ・インターフェイスの新調、フリーボディ ダイアグラム作成機能の強化
Femap v10.2
ポスト処理機能の強化、メッシングツールボックスの機能拡張
Femap v10.1
モデル表示機能の大幅向上
Femap v10
メッシュ作成機能の一新
Femap v9.3.1
大規模モデルへの対応(64ビット版のアプリケーションの利用可能、大容量メモリーの割り当てなど)
Femap v9.3
圧力分布荷重作成などのデーターサーフェイス機能の追加積層要素プロパティ機能の追加
Femap v9.2
コンタクト機能の充実(コンタクトの自動検出機能の追加など)
Femap v9.1
プログラムファイル・Femap APIプログラム作成機能の追加
Femap v9.0
新グラフィック ユーザーインターフェイスの一新

Femap2020.1

ユーザーインターフェイスの強化

CBUSHの要素座標系表示追加

他の要素座標系に加えてCBUSH要素の座標系を表示できるようになります。


アイコンを一新

1600超のすべてのアイコンを一新します。最近のトレンドとカラーを取り入れることにより、親しみやすく学びやすいデザインになります。


[パレット]ボタンへのカラー表示機能追加

ユーザインタフェース全体を通して、現在指定しているエンティティカラーを確認できるようになります。[パレット]ボタンに指定中のカラーやパターンがプレビュー表示されます。


桁数制御機能の拡張

桁数制御のためのダイアログが追加され、桁数指定以外にも指数や有効桁数などを指定できるオプションが追加されます。基本はエンティティごとに設定を行い、初期設定を参照させることもできます。また、初期設定では全体的な数値表記方法についての設定が可能になります。


[標準ダイアログボックスから選択]アイコンを追加

チェックボックス付きの複数選択ダイアログボックスに[エンティティ選択]ダイアログへアクセスするためのアイコン を追加します。


プリ処理機能の強化

フィーチャ編集機能強化

[フィーチャ編集]ツールに[スマート選択]オプションが追加されました。 [スマート選択]オプションを指定することで、選択したサーフェスに関連するサーフェスが自動選択されます。例えば、[同一]オプションでは同一平面上の平面が、[同心]オプションでは同心の円筒面などが認識されます。


エレメントエッジに沿ったスウィープ機能の改善

V2019.1より追加されたエレメントエッジに沿ってスウィープする機能がより便利になりました。 今回追加された[ノードを隣接するエレメントにマージ]オプションでは、スィープ時に生成されたエレメントと既存のエレメントのノードをマージするかどうかを指定することができます。 また、スイープを沿わせるメッシュを表示しているものだけに制御する[スィープを可視メッシュに制限]オプションも追加され、不要なノードの共有を回避できます。


メッシュ同士の干渉チェック機能の追加

断面形状を考慮した線要素、厚さを考慮した平面要素およびソリッド要素間の干渉をチェックし、干渉している要素はハイライト表示されます。 また、グループ化するオプションも提供されます。


ワッシャ機能の強化

メッシングツールボックスのジオメトリ編集でワッシャを生成する際に、ベクトルやカーブから分割線の方向を指定できる[位置揃え]オプションが追加されました。


4面体ソリッドメッシュ生成の際のマージオプションの追加

新しく生成されるメッシュのノードを既存のメッシュのノードとマージするオプションが追加されました。 [3..すべてのノード]ではモデル全体でマージが行われ、過度なマージが起こることがありますが、今回追加された[2..Into Model]では、新規生成されたノードと既存モデルとの接続部のみマージが行われるので、過度なマージを防ぐことができます。


モデル間のマージ可能なエンティティの追加

モデル間のマージ可能なエンティテタイプにテーブルと解析スタディが追加されました。


1次・2次の要素を接続するオプションの追加

ノードをマージする際に、接続している1次・2次要素を適正に更新することが可能になりました。 1次・2次要素が接続している箇所で、2次要素側の中間節点を削除します。


荷重・拘束セット間でのコピーオプションの強化

モデル情報ツリー上でマウス右クリックにより表示されるメニューから、荷重・拘束定義を複数セットに対してコピーできるようになりました。


ポスト処理機能の強化

アイソサーフェス表示にキャップ機能追加

単一のアイソサーフェスの端部に「キャップ」を表示する機能が追加されます。トポロジー最適化の結果表示に便利な機能です。


エレメント出力のアウトプットベクトルIDを変更

多くのエレメントタイプに対して、新しいアウトプットタイプのサポートを可能にするために、アウトプットベクトルIDを変更します。2019.1までのバージョンのモデルを開く、あるいはニュートラルファイルをへインポートする場合、アウトプットベクトルIDは自動的に更新されます。


Simcenter Nastranのサポート

大規模モデルへの対応

  • 8桁を超える大きなIDをサポートしました。
  • Monitor Pointsへの対応
    Monitor Points (MONPNT1、MONPNT3)の作成、読み込み/書き出しができます。
  • DMIG エンティティへの対応
    DMIGをFemapのマトリックス入力エンティティとして内部化します。また、パンチファイルに出力します。

新しい非線形制御オプションの追加(SOL401、402)

  • サブケースの終了時点、または最後に収束した時間ステップからリスタート解析ができます。(SOL401、402)
  • パラメータのデフォルトを決めるSimcenter Nastran のバージョンを指定できます。(SOL402)
  • 特定の機械的荷重の無効化ができます。(SOL401)

他ソルバーへの対応

MSC Nastranインターフェース

  • 大規模モデルへの対応
    8桁を超える大きなIDをサポートしました。
  • Monitor Pointsへの対応
    Monitor Points(MONPNT1、MONPNT3)の作成、読み込み/書き出しができます。
  • DMIG エンティティへの対応
    DMIGをFemapのマトリックス入力エンティティとして内部化します。また、パンチファイルに出力します。
  • その他
    ・MSC Nastran Thermal BCTABLEコンタクトパラメータのHCT、HCV、HNC、BNC、EMISSをGUIでサポートします。
    ・ 動的ソリューションで、さまざまなNastran出力値をサポートします。

ANSYSのインターフェース

  • 複数の加振力(自己PSDおよびクロスPSD) をサポートします。
  • モデルの部分書き出し
    指定したグループのモデルのみ書き出すことができます。
  • その他
    ・可変板厚シェルをサポートします。
    ・要素選択コマンド (ESEL) と節点選択コマンド (NSEL) のサポートがより完璧になります。

LS-DYNAのインターフェース

  • モデルの部分書き出し
    指定したグループのモデルのみ書き出すことができます。
  • その他
    可変板厚シェルをサポートします。
    ビームELFORM=13(チモシェンコ梁)をサポートします。

ABAQUSのインターフェース

  • インポート
    ・CONNECTOR SECTIONタイプのBUSHING、BEAMのインポートが追加されます。
    ・BUSHING 要素は適切なプロパティ情報とともにCBUSHとしてインポートが追加されます。
    ・BEAM要素はすべての方向で高い剛性を持ったCBUSH要素としてインポートが追加されます。
    ・CONTACT PAIR、SURFACE INTERACTION、SURFACE DEFINITIONは名称を維持してインポートできます。
    ・DLOAD 、TRVEC のインポートが追加されます。
    ・軸外の回転慣性値のインポートをサポートします。
  • エクスポート
    ・大規模なモデル (エンティティID 9桁)に対応します。
    ・DLOAD, TRVECは圧力荷重でエクスポートされます。
    ・名称がついていないサーフェスのコンタクトサーフェス名は 10 進数ベース の名称になります。
 

Femap2019.1

ユーザーインターフェイスの強化

モデル情報の保存とプレビュー機能追加

ファイル保存時のモデルの画像を.modfemのアイコンに使用してサムネイル表示できるようになります。また、Femapバージョン、各エンティティ(ソリッド・ノード・エレメント・結果セット)の数、ノートを保存し、.modfemにカーソルを合わせると、これらの情報を表示できるようになります。これによりFemapを起動しなくても必要なモデルをより早く見つけられるようになります。

サムネイル表示とツールチップ表示


表示エンティティのみ選択

[エンティティ選択]ダイアログに[表示のみ選択]ボタンが追加されます。
[表示のみ選択]ボタンを押すと、現在グラフィックスウィンドウ上に表示されているエンティティ(グループ、レイヤ、描画消去ツールバーなどにより非表示でないエンティティ)のみ選択ができ、より効率的なエンティティ選択が行えます。


ツールバーに「フィーチャライン」追加

フィーチャラインはモデルの特徴線や稜線を表示する機能です。ツールバーに追加されることで、フィーチャライン表示のオン/オフの切り替えが容易になります。


「モデル情報から検索」機能追加

[選択]ツールバーでシングル選択したエンティティ(ソリッド/座標系/プロパティ/マテリアル/レイアップ)を、モデル情報ウィンドウでハイライトできるようになります。例えば、画面上の特定のソリッドがモデル情報ウィンドウでどれに該当するのかがすぐわかるので、モデル情報ツリーでの表示/非表示に便利です。


ライブラリ機能の拡張

マテリアル定義やプロパティ定義で使用可能な従来の「Femap標準ライブラリ」に加えて、ユーザ固有の「パーソナル」ライブラリと複数のユーザで共有する「共有」ライブラリを追加しました。「共有」ライブラリの設定は、初期設定から行えます。

ライブラリ機能拡張

初期設定


ジオメトリ機能の強化

ジオメトリ分割時の境界条件自動更新機能

ジオメトリをスライスやスプリットなどで編集した際、ジオメトリに関連付いている荷重・拘束・リージョンを自動的に更新するようになります。荷重などが自動的に更新されるので、再設定の手間を省くことができます。

荷重が設定されているソリッドを分割した場合


カーブへのベアリング力とトルク定義

カーブにベアリング力とトルクを作成する機能が追加されました。ベアリング力の定義には大きさと(ベアリングが接触する範囲の)角度を指定し、トルクの定義には大きさと軸方向を指定します。

ベアリング力とトルクを設定し、展開した場合の分布


プリ処理機能の強化

遷移領域へのピラミッド要素自動生成

4面体メッシュ生成時、選択した面にピラミッド要素を自動生成できます。
これにより4面体要素と6面体要素間の遷移領域に自動でピラミッド要素を生成して接続することができます。自動生成になったことで、これまでのように手動作成する必要がなく、作業時間の短縮が期待できます。


両方向への押出し

押出しによるメッシュ作成の際、元になるエレメントを中心として、上下両方向へ押出すことができます。


エレメントエッジに沿ったスウィープ機能の追加

[メッシュ]-[スウィープ]コマンドに、エレメントエッジに沿ってスウィープする機能が追加されます。
これまで必要だったスウィープ経路に沿ったカーブは、エレメントエッジに沿ってスウィープするのであれば必要なくなります。


一次要素と二次要素の接続機能の追加

一次要素と二次要素の接続ができます。
本機能では接続時に、一次要素に中間節点を追加するか、二次要素から中間節点を削除するかを選択できます。
※本機能によって作成される要素は一部ソルバーのみ対応しています。


ビュー、チャート、チャートデータ系列のリナンバ機能の追加

[修正]-[リナンバ]コマンドより、ビューID、チャートデータ系列ID、ビューIDのリナンバができます。


ソリッド要素の材料座標系の修正機能追加

[修正]-[エレメントの更新]-[ソリッドマテリアル座標系]コマンドが追加され、ソリッド要素/積層ソリッド要素/粘着ソリッド要素のマテリアル座標系を修正できるようになりました。これにより、エレメント毎に異なる材料方向を簡単に設定できるようになります。

サーフェスに沿って材料座標系修正


Simcenter Nastranのサポート

Simcenter Nastranインターフェース(以前のNX Nastran)

  • ソリッド、積層ソリッド、および粘着ソリッドのマテリアル座標系のオーバーライドカードである、MATCIDをサポートしました。定義は[修正]-[エレメントの更新]-[ソリッドマテリアル座標系]コマンドからおこなえます。
  • SOL200(設計/トポロジー最適化)で固着をサポートしました。
  • SOL200のトポロジー最適化の解析タイプに[4..周波数/調和応答]をサポートし、周波数応答での設計制限変数に[周波数応答-ノード変位]、[周波数応答-SPC力]、[周波数応答-要素力、応力、ひずみ]オプションが利用できるようになりました。

積層レイアップのサポート

積層レイアップ、積層ごとの破壊理論を指定する機能が追加され、SOL401/402用のPCOMPG1をサポートします。

SOL401/402専用の改良

  • マスターケースとサブケースの解析タイプに[3..時刻歴]を追加しました。
  • [アウトプットから初期条件を作成]アイコンボタンを[境界条件]ダイアログボックスに追加しました。グローバルケースの[解析タイプ]が[3..時刻歴]に設定されている場合に初期条件とする荷重セットを指定できます。

SOL401専用の改良

弧長増分法の解析オプションを設定する[円弧長コントロールオプション]ダイアログボックスを追加し、NLARCLカードを出力できるようにしました。


SOL402専用の改良

サブケースの解析タイプに[7..座屈解析]を選択できるようにしました。サブケースのモード解析の定義に関する項目がツリーに追加され、[NASTRANモード解析]ダイアログボックスが開きます。


他ソルバーへの対応

ABAQUSインターフェース

  • [プロパティ定義-ギャップエレメントタイプ]に[ABAQUS熱]ボタンを追加しました。
  • *GAP CONDUCTANCE, *GAP CONDUCTANCE,PRESSURE、あるいは*GAP RADIATIONエントリの読み書きをサポートしました。

ANSYSインターフェース

  • [解析セット]ダイアログボックスの[解析タイプ]ドロップダウンに[6..ランダム応答解析]を追加しました。

Femap v12

ユーザーインターフェイスの強化

インタラクティブスクリーンエンティティ機能

コンター凡例などのスクリーンエンティティを、グラフィックスウィンドウから直接操作できるようになります。
例えば、コンター凡例の最大値を変更したいとき、以前はコマンドから設定画面を呼出し、該当オプションに切替えて変更していましたが、v12では直接、画面上で値を変更することができます。
これにより、スムーズで直観的な操作が可能になります。

スクリーンエンティティについて、直接操作できる内容を下表にまとめます。

直接操作できる内容

ビュー凡例 位置、詳細設定画面呼出
ポストタイトル 位置、詳細設定画面呼出
コンター凡例 位置、レンジ、最大値/最小値の設定、塗潰しモード、凡例の設定、詳細設定画面呼出
ビュー座標軸 位置、ビューを回転(各基準平面および45度方向、アイソメ図、スクリーン軸で回転)、オートスケール、詳細設定画面呼出

フィーチャライン、シルエットラインの表示

メッシュモデルの特徴線を表示できるようになります。
さらに稜線を表示させることも可能です。
レポート作成時やモデル確認時に、より効果的な描画をするための新たな選択肢を与えるでしょう。

ジオメトリ機能の強化

結合カーブ・結合サーフェスを含むジオメトリの編集機能追加

結合カーブや結合サーフェスを含むジオメトリに対して、各種の編集操作が可能になります。
具体的には、ブーリアン演算、押出しや回転押出し、スイープ、厚み付け、投影、スライスなどの編集を行えます。従来は、結合カーブや結合サーフェスを含むジオメトリは編集することができませんでしたが、本機能の追加で、より自由度の高いモデリングが可能になります。

サーフェス整列機能の追加

円筒や円錐サーフェスの継ぎ目を整列させることが可能になります。継ぎ目のわずかなずれは、品質の悪いメッシュを生成する原因となる場合があります。本機能で整列させることで、より品質の良いメッシュ生成が期待できます。

ビトウィーンカーブ機能の追加

カーブ間にサーフェスを作る機能について、新たにオプションが追加されます。
これまでは、カーブ間を線形補間してつなぐのみでしたが、新たにサーフェスの接線方向、あるいは指定のベクトル方向へ滑らかにつながるサーフェスを作成できるようになります。

ワッシャ、4辺形パッドの拡張機能

メッシングツールボックスのワッシャと4辺形パッドで、以下のことが可能になります。
・円形ではないループに沿ったワッシャの生成
・ソリッドジオメトリの分割(それにともなう6面体要素、4面体要素のリメッシュが可能)

これまで、ワッシャ機能は円形のループに対してのみ使用できましたが、新たに、非円形のループに対しても使用できるようになります。さらに、ワッシャと4辺形パッド機能について、これまでは、サーフェスジオメトリのみ分割できましたが、新たに、ソリッドジオメトリも分割できるようになり、分割にともなう6面体要素や4面体要素のリメッシュも可能になります。
これにより、特にソリッド要素の穴周りのメッシングがより効率的に行えるようになります。

プリ処理機能の強化

コピーコマンドの強化

コピーするエンティティに関連するエンティティも同時にコピー可能となります。
例えば、ジオメトリをコピーするとき、関連するメッシュも同時にコピーできるようになります。その逆も可能で、メッシュをコピーするとき、関連するジオメトリを同時にコピーできるようになります。同時にコピーするエンティティは、荷重・拘束・コンタクト/リージョンを任意に指定できます。これにより、対称性や周期性のあるモデルの作成をより効率的に行えるようになります。
他にも、コピー先への移動方法について、移動後の位置指定や、ベクトル間の移動、座標系間の移動、平面間の移動で指定できるようになります。さらに、3方向までのパターンを指定し配列コピーすることも可能です。

移動/回転コマンドの強化

移動、回転コマンドについても、関連するエンティティを同時に処理することが可能になります。
例えば、ジオメトリを移動させたとき、関連するメッシュも同時に移動させることができるようになります。
また、新たに鏡面移動コマンドが追加されます。

メッシュポイントエディタの追加

ノード生成位置を指定するメッシュポイントの作成や管理を行うメッシュポイントエディタが追加されます。
メッシュポイントはこれまでと同様、座標位置を指定して定義する他、予め作成したcsvファイルを読み込むことでも作成できます。作成したメッシュポイントはシンボルで表示されます。
また、メッシュポイントはサーフェス上だけではなく、カーブ上やソリッド内部にも設定することが可能になり、線要素、4面体要素の生成に利用できます。

ビーム中心線作成機能の追加

指定したソリッドジオメトリから自動で中心線とビーム要素のプロパティの作成が可能になります。
作成されるプロパティは自動で断面形状が定義され、カーブに関連付けされます。
これまではカーブの作成、プロパティの定義、カーブとプロパティの関連付けという作業を個別に行なう必要がありましたが、本機能により、複数のジオメトリに対して一度の操作で一括して行なうことができます。

モデルデータコンタの強化

モデルデータコンタでは、新たに離散値を指定してコンタ表示できるようになります。
これまでは連続値としてのみコンタ表示可能でしたが、離散値でも指定できるようになるため、目的にあったモデルの確認を行うことができます。

ポスト処理機能の強化

レポートジェネレータの追加

シームレスな解析レポート作成機能を提供するレポートジェネレータが追加されます。
マテリアル、境界条件、結果サマリ、モデル画像等をMicrosoft Wordに出力することができます。

ダイナミッククライテリアの追加

クライテリア制限の適合エレメントのみを表示する際の制限値をスクロールバーで動的にコントロールすることができます。インタラクティブに制限モードを変更したり、ラベル表示及び絶対値使用のオン/オフも行えます。

ソルバサポート

SOL200 Design/ Topology Optimization のサポート強化

新たに・・・
・使いやすさとNastran機能との互換性向上のためにインターフェイスを再設計。
・解析セットマネージャとの統合により、単一モデル内で複数の設計検討が可能です。

サポートする最適化変数を大幅強化
・マテリアル変数(E、nu、rhoなど)の新規サポート
・ユーザー定義の変数を含む、サポートするプロパティ変数のリスト拡充
・最適化変数を離散値として定義が可能

NX Nastran SOL 200 Topology Optimizationをサポート

設計最適化と共通インターフェイス
・同じワークフローを適用
・設計と位相最適化の相互で制約と応答を再利用可能

サポートする解析タイプ
・静解析
・固有値解析

サポートする要素タイプ
・2D:CTRIA3、CTRIA6、CQUAD4、CQUAD8、CQUADR
・3D:CHEXA、CPENTA、CTETRA

製造拘束をサポート
・付加製造、キャスティングダイ方向、繰返し対称、押出し、最小/最大サイズ、面対称

NX Nastran SOL401/402 Multi-Step Nonlinearをサポート

NX Nastran SOL401/402 Multi-Step Nonlinear ソリューションは、幾何学的非線形、接触、材料非線形挙動(塑性、クリープ、超弾性等)を提供する汎用の非線形ソリューションです。
マルチステップソリューションが特徴で、サブケースで定義された解析を順次行います。これにより、サブケース間で解析条件を変更することができ、前のサブケースの結果を引き継いだ解析、または引き継がない解析を行うことができます。

従来のNX NastranベースのSOL401と、Samcefを統合したSOL402が提供され、両者は多くの領域で同等の能力を持ちますが、SOL401は静的解析、SOL402は動的解析に強みがあります。
Femap v12 では、これら2つの Multi-Step Nonlinear ソリューションを新たにサポートします。

【粘着材料、粘着要素のサポート】
SOL401/402で、接着材を模擬した剥離解析で使用するCohesive要素をサポートします。
Femapは、3D異方性/3D積層ソリッド要素の両面・片面、或いは任意の位置にCohesive要素を作成できます。
接着材の厚さがゼロの場合、平面要素に退縮したソリッドCohesive要素を作成できます。
【コンタクト/固着の設定をサポート】
SOL401/402では、コンタクト/固着を考慮した解析を行うことができます。Femap v12 では、SOL401/402のコンタクト/固着についてもサポートします。
【時間ステップの設定をサポート】
SOL401/402では、サブケースごとに荷重を設定できます。Femap v12 では、その荷重の時間ステップの設定をサポートします。
【マルチステップコントロール】
SOL401/402の特徴であるマルチステップソリューションについて、Femap v12では既存の[解析セットマネージャ]から設定することができます。
【超弾性材料の設定をサポート】
SOL402では、SOL601同様に、超弾性材料を定義することができます。Femap v12では、SOL402用の超弾性材料(Moony-Rivlin, Hyperform, Ogden)の設定をサポートします。

他ソルバへの対応

【新ANSYSトランスレータ搭載】
トランスレータを刷新し、ANSYSの最新要素タイプに対応するなど大幅に改良されます。

【Abaqusトランスレータの強化】
解析剛体サーフェスを拡張サポートします。
また、CBUSHをCONN3D2としてエクスポートできるようになります。

Femap v11.4

新機能の追加
Femap v11.4で追加された主な新機能/改良点を以下にご紹介します。

ハイライトと同時に拡大表示

選択したエンティティをハイライトすると同時に拡大表示(オートスケール)できるようになりました。

ハイライトと同時に拡大表示

すべての交点でブレイク

選択したカーブの交点すべてを、一度の操作でブレイクできるようになりました。

すべての交点でブレイク

チャートの改良

UIがより使いやすく改良されました。また、チャートウィンドウからダイレクトにノード値⇆エレメント値の変換、座標変換、複素数展開ができるようになりました。また、振幅と位相、あるいは実部と虚部を同時に表示できるようになりました。

チャートの改良

描画/消去ツールで既に選択された部分から追加選択

エンティティを追加選択する際、既に選択されている部分から絞込み選択することが可能になりました

ベクトルマネージャ、平面マネージャ

ベクトルや平面を保存して他の操作で呼び出すことが可能になりました。また、ベクトルや平面を過去の履歴から呼び出すことも可能になりました。

メッシングツールボックスにおける剛体要素の自動更新

メッシングツールボックスを使ったリメッシュで、剛体要素周辺のメッシュ分割数が変化した際、それに追従して剛体要素が生成/消滅するようになりました。

関数/テーブルエディタ

2列の関数/テーブルを作成するためのウィンドウが新たに追加されました。

データマッピングの高速化

データマッピングの速度が大幅に改善されました。(例:100万要素で300分以上→1分未満に改善)

Femap v11.3

新機能の追加
Femapv11.3では、表示機能、ジオメトリモデリング、メッシング作業のための機能改善と拡張を行いました。

<表示機能>
・描画/消去ツールバーの追加
・カーソル位置にてモデルの回転、ズームが可能
・ロールスルー機能の追加(計算結果のモデル内部から確認)

動画 描画/消去ツールバー

動画 ロールスルー

<ジオメトリモデリング>
・ジオメトリクリーンアップ機能の強化

動画 ジオメトリクリーンアップ機能の強化

<有限要素モデリング>
・自動メッシュ細分化機能の追加(エレメントリファイン)
・メッシュアルゴリズムの強化
・自動コンタクトテーブル作成機能の追加
・リナンバー機能の強化

動画 エレメントリファイン

<ポスト処理>
・ベクトル表示の改善(コンター矢印)

<ソルバーサポート>
・LS-DYNA、ANSYSのインタフェースの強化

Femap v11.2

新機能の追加
Femap11.2ではCADエンジンの改良により、ジオメトリ編集機能が強化しています。穴の直径の値を入力し変更したり、リブの厚みの変更することができます。
スライス機能ではサーフェスやカーブによってスライスすることができ、ブレンド機能ではフィレットを一括除去することができます。
またスマートスナップ機能によりピックの際にノード、ポイントを切り替える必要がなくなりました。
メッシュ生成機能ではテトラメッシュ作成時に厚み方向の分割数をコントロールすることができます。

スマートスナップ機能の設定

スマートスナップ機能の設定

四面体メッシュ厚み方向へのメッシュコントロール機能

四面体メッシュ厚み方向へのメッシュコントロール機能

Femap v11.1

新機能の追加
FEMAP v11.1.0では、モデル作成の生産性向上を狙い、スウィープによるソリッドジオメトリ作成機能、モデルマージ機能などの新機能を追加しモデリング機能を強化したほか、グラフィックス・アーキテクチャの改良、v11.0で加わった結果のアッタチ機能やチャート機能などの機能拡張を行いました。
本バージョンから新たに加わったジオメトリ作成機能として、複数のカーブに沿って断面をスウィープさせたり、二つのサーフェイス間をスウィープさせてソリッドジオメトリを作成したりする機能が追加され、より多彩な形状表現が簡単にできるようになりました。また、モデルマージ機能は、モデルからモデルへのエンティティのコピーを[モデルマージマネージャ]を使用し、エンティティタイプによるコピー制御、柔軟なリナンバリング指定、コピー位置・向きの指定などが行えるため、過去のモデルの再利用やアセンブリモデルの構築が簡単にできます。
その他にもグラフィックス・アーキテクチャの改良によりOpenGL 4.xに対応し、使用メモリを大幅に削減した上で高速化が可能になり、OpenGL 4.2以降ではPerformance Graphics機能が使用可能になり、更なる高速化が可能です。
FemapとNX NastranをバンドルしたFemap with NX Nastran v11.1.0では、最新版のNX Nastran 9.0※1を解析ソルバとし、NX Nastranの新機能から従来の機能まで利用することができます。

※1:NX Nastran 9.0が64bit版のみのため、Femapも本バージョンから64bit版のみの配布となります。32bit版はご要望に応じて配布いたしますが、付随するNX Nastranのバージョンは8.5になります。Femap 32bit版の配布は本バージョンが最後となります。

断面スウィープによるソリッド作成

断面スウィープによるソリッド作成

サーフェス間スウィープによるソリッド作成

サーフェス間スウィープによるソリッド作成

Femap v11

新機能の追加
Femap v11では、大規模化する解析に対応するための結果データの処理改善、グラフィックス・アーキテクチャの改良、外部スーパーエレメントのサポートに加え、メッシュからのジオメトリ作成機能の追加、XYプロット(グラフ作成)機能の刷新を主とした新機能の追加、機能拡張を行いました。

新機能の追加
Femap v11で新たに追加された「アタッチ」機能は、解析結果をFemapのデータベース内部に取り込まず、外部ファイル化することで.modfemファイルを最小化し、データアクセスの高速化・メモリ使用量の圧縮による大幅な効率化が実現できます。また、Open GLの機能の1つであるVertex Buffer Object (VBO)を利用できるようになったので、大規模モデルの動的回転表示性能向上が可能になります。さらに、外部スーパーエレメントの作成/解析の設定がFemapのユーザーインターフェイスで行えるようになりました。 その他にも既存メッシュからサーフェイスを作成する機能が追加され、XYプロット機能がチャート機能として生まれ変わりました。
FemapとNX NastranをバンドルしたFemap with NX Nastran v11では、最新版のNX Nastran 8.5を解析ソルバとし、NX Nastranの新機能から従来の機能まで利用することができます。

Femap v10.3 / v10.3.1

ユーザーリクエストによる機能強化
FEMAP v10.3では、メッシング作業の効率化、ポスト処理ツールボックスの機能拡張、Nastran空力弾性解析へのユーザ・インターフェイスの追加を主とした新機能の追加、機能拡張を行いました。
新たに追加された、ジオメトリの自動調整機能は、スライバやスパイクといったメッシュ生成を困難にする形状の検出・修正、ジオメトリのクリーンアップといった操作を自動で行います。これにより、メッシュ生成に非常に時間のかかっていた複雑なジオメトリへのメッシング作業の効率化・高速化を実現することができます。また、ポスト処理ツールボックスにフリーボディ ツールを追加し、フリーボディ ダイアグラムの作成、表示の設定、リスト出力の一連の作業をインタラクティブに行うことができます。
その他にもNastranの空力モデルの作成、空力弾性解析の設定をFemapのユーザ・インターフェイスで行うことができるようになりました。
次いでリリースされたFEMAP v10.3.1では、結果のランキングの出力、エンティティへのランダムカラーの割り当て、モデルコンター機能の強化といったユーザーリクエストによる機能強化を行いました。

FemapとNX NastranをバンドルしたFemap with NX Nastran v10.3.1では、最新版のNX Nastran 8.1を解析ソルバとし、NX Nastranの新機能から従来の機能まで利用することができます。

Femap v10.2

ジオメトリの編集を実現
Femap v10.2では、ポスト処理、メッシング作業を中心とした機能拡張を行い、操作性を向上させるとともにより高度な処理を高速に行うための機能改善、新機能の追加を行いました。
インタラクティブに行えるオペレーションの範囲をポスト処理、メッシング、ジオメトリ編集にまで拡張し、使いやすさと作業効率を向上します。 新たに追加されたポスト処理ツールボックスにFemapのポスト処理機能を統合し、インタラクティブに効率よく解析結果の表示を行うことができます。ビーム要素のポスト処理では、表示したビーム断面上に解析結果のコンターを表示できます。固有値解析のポスト処理では、結果データと設定した条件から正弦波振動の応答をFemap内部で計算できます。また、メッシングツールボックスの機能を拡張し、インタラクティブなメッシュ生成、ジオメトリの編集を実現します。
FemapとNX NastranをバンドルしたFemap with NX Nastran v10.2では、NX Nastran 7.1を解析ソルバとし、NX Nastranの新機能である、エッジ-フェイス間の固着、ソリッドプロパティによるリージョン定義などを幅広くサポートするようにしました。新たなオプションとして、位相最適化モジュールを追加し、線形静解析、線形固有値で任意の境界条件における最適化を行うことができます。

Femap v10.1

表示機能を格段に向上
Femap v10.1では、表示機能を格段に向上させ、多くのマテリアルやプロパティがある複雑なモデルでも目的の表示に最短で到達できるようにしました。その他にも、製品全体の使いやすさを追求し、モデル作成の効率化・ポスト処理の効率化を軸として新機能搭載および機能拡張を行いました。

Femap v10.1日本語版はFemap v10.1.1となり、ジオメトリソリッドの表示切替、ベアリング力定義の追加、その他、多くの機能強化を行うなど、v10.1から進化しています。

Femap v10

高品質なメッシュ生成機能
効率よく品質のよいメッシュを作るための機能を搭載しました。これまでのFemapでは成し得なかったリアルタイムでのリメッシュ機能や、従来のメッシャでは難しかった複雑な曲面上の高品質なメッシュ生成機能を提供します。さらに、製品全体の使いやすさを追求し、その他新機能の追加や機能拡張を行っています。

Femap v9.3.1からFemap v9.1までのバージョン